2025.07.25 ( STAFF BLOG )

Design Bath in Tokyo [Day 2+3+4]

written by MARINA TSUKAMOTO

【Day 2+3+4】

2日目の朝は、昨日の充実感と疲労感にやられながらも8:00から活動開始!笑
「今日も楽しも〜!歩こう〜!」と、ふたりで笑いながらホテルを出ました!
1日目の様子はこちらから〜。

Buy Me Stand🍴

最初に向かったのは、渋谷の「Buy Me Stand」。

水色を基調とした店内は、まるで映画のワンシーンに入り込んだような空間でした!雑誌の撮影などでもよく使われるお店らしく、広瀬すずさんや水原希子さんも来ています!すごい!会いたい!笑
有名なチーズサンドイッチは、チーズがとろけてパンの香ばしさが美味しいらしいですが、私はシナモントーストを食べました!笑 カリカリでシナモンの香りがよく、美味しかったです。

POST📚

次に訪れたのは、恵比寿にあるアートブックの専門書店「POST」。

初めてアートブック専門店に行ったのですが、面白い!本屋さんに行くといつもタイトルや本の内容をメインで見るので、表紙をあまり気にしたことはありませんでした。
でもこの本屋さんはページをめくる前から表紙や背表紙が気になって…本を開いてみると、その世界観がもっと広がって、読みたいと思うものがたくさんありました!
写真集やイラスト集、グラフィック集など、言葉はなくても伝わるものがあります。
紙の手触り、表紙のフォント、余白のとり方。本って文字を読むだけだと思っていたけど、こんなにも「触れられるデザインなんだな〜」と思いました。藤と1時間以上、本の世界に没頭してました!笑
そして人生初!アートブックを買ってみました!写真とグラフィックの感じが可愛くて、お気に入りです!

濱田英明 写真展📷

続いて、西麻布の「濱田英明 写真展」へ。

タイトルは「時間の面影 – resemblance of time -」。
日常の中にある“当たり前”を、映し出す写真がたくさんありました。
今回訪れた展示の中でも、一番心に残った展示でした!展示されている空間、光、音、全てが合わさって時間を忘れ、いつまでも見ていられるような感覚でした。

写真はどれも一見すると、とても静かで、よくある日常の風景ばかり。
でもじっと見ていると、写真の中の“間”に、懐かしさを感じました。誰かの後ろ姿、水面、草が揺れる、人が通る。実際にみた場所ではないけれど、どれも私自身がいつか見た景色に少しずつ重なりました。どこか懐かしさを感じたのは、それが“誰か”の景色ではなく、“私”の景色にも見えたからなのかなーと思ったり…

「当たり前の中にも、ちゃんと在るものがある。」
そのことに、改めて気づかせてくれた時間だったと思います。

普段、特別なものや新しさに意識が向きがちだけど、実は見慣れた風景の中にこそ、いつの間にか忘れていた感情があるのかな〜とか。
この展示を通して、日常の「見る」ということの解像度を少し上げてみようと思いました!何気ない瞬間に“目を向ける”ということ、観察ではなく、「感じとる」ことができる自分でありたいなと思います。

展示されていた KARIMOKU RESEARCH CENTERの空間もとても素敵でした!

雑貨屋巡り🪑

途中立ち寄ったアメリカン雑貨の「NICK WHITE」。

ここではおじさん専門イラストレーター・さもゆりこさんの展示がありました!丸くて、やわらかくて、どこか寂しげだけどユーモアのある表情のおじさんたち。見るたびにじわじわと愛おしさが湧く素敵なイラストでした。渋さの中のチャーミングさが可愛い!

そして、藤が気になっていたアクセサリー屋さん「PAULINE STUDIO」へ。


藤の付き添いで行っただけのつもりだったのですが、シルバーのピアスに一目惚れ! ちょっとお高めだでしたが、たまたま藤も同じブランドのイヤーカフを気に入っていて、2人で旅の記念に買っちゃいました!笑 すごく気に入っていて、最近よく着けてます!!

ジブリの立体構造物展🎨

ジブリ好きにたまらない展示、「ジブリの立体構造物展」!

ジブリ作品が世界中で支持されている理由は、キャラクターが魅力的とか、ストーリーが素晴らしいとか…それは大前提としてありますが、今回の展示で感じたのは、「どう世界に届けていくか」が、ブランディングの面でもとても丁寧に考えられているなーと思いました。

印象的だったのは、国ごとにデザインされたポスターや告知ビジュアルの違い。そこには“統一感”ではなく、“寄り添うこと”が優先されてるように感じました!その土地の文化や感性に自然と馴染むように配慮されつつ、ジブリらしさをちゃんと保っていました。

そしてもう一つ強く感じたのが、“人”の存在。世界各国でジブリを心から愛し、大切に紹介してくれている“現地の宣伝部長”のような人たちがいること。それがジブリの広がりを支えているんだなと感じました!ただのビジネスとしてではなく、またアニメではなくアートとして、「この作品を、自分の国の人たちにちゃんと届けたい」と思ってくれている人たち。その“人の力”が、ジブリの世界進出を後押ししてくれているから今があるのだと感じました。

またディズニーとの比較がなるほどーと思いました!
ディズニーは初期の段階から、キャラクターを“売れる存在”として捉え、グッズ展開やマーケティングを一体で考えるスタイル。しかしジブリは作品の世界観を最優先にし、グッズは後から“自然に”生まれるという順番。その違いは、売ることよりも届け方に重きを置いていて、ジブリのブランドとしての強さを感じました!

届け方に戦略がありながら、売り方に無理がない。そこがジブリのブランドとしての強さであり、世界中に愛されるのかなーと私なりに感じました!
個人的には大好きな「紅の豚」の実寸に近い飛行機が飾ってあって、めちゃくちゃテンション上がりました!!!!!!
「耳をすませば」と「君たちはどう生きるか」の世界でも写真を撮れて楽しかったです!
ジブリ最高!!

居酒屋はしご🍴

夜は「タロウヤマダ」へ。

この旅でいちばん好きなお店です!まずロゴが可愛い!!そしてTシャツ、食器、空間、室内。すべてが同じ温度感で、その統一感にワクワクがすごかったです!和と洋の創作料理は、どれも美味しくて、コスパも良くて!東京に来たらまた行きます!!!

次は「トモリバ 学芸大学店」。

SNSのフィードのグラフィックが可愛くて、気になり向かったお店です。投稿がどれも丁寧で、世界観がしっかりあるお店でした。店内のポスターなどもクリエイティブな感じがよかったです、料理ももちろん美味しかったです!

2日目も、気づけばあっという間に夜でした。たくさん歩いて、見て、食べて、しゃべって…アートも、デザインも、食も、街も。
どれもただ見るものじゃなくて、感じることができた最高な日でした!楽しすぎました!

【Day4】

本来なら2日間の研修なのですが、回りたいところが多すぎて、4日目も藤と回りました!サクッとお伝えします!

PALM HOUSE💆

まずは「PALM HOUSE」というヘッドスパ専門店へ。



「脳疲労」着目し、脳の健康へとアプローチするヘッドスパ。内観からシックな内装と台湾のアーティストephelisさんによる鏡台やオブジェがとても素敵で、洗練されていて心がまず整う感じがありました。
そしていざ施術!頭が“解放”されていく感じがありました!!しっかりとマッサージするというより、頭を押される感覚に近かったです。頭皮が柔らかくなっていくのを感じながら、4日目の疲労をしっかりととってもらいました!!
私は頭皮が硬くも柔らかくも、すぐなりやすいらしく…
セルフケアで耳を回すだけでも頭皮がすぐほぐれると言われ、施術を受けた日から気づいた時にやっています!なんとなく目がスッキリする気がします!本当は定期的に通いたいのですが、愛知に店舗ができる予定はないらしく… また東京で受けたいと思います!

合間にparkletというパン屋さんにも行きました!

Parklet Bakeryは、ロゴやTシャツ、空間全体に統一感があり、ブランドとしての世界観がしっかりと感じられる場所でした。公園とつながるような開放感とやわらかな光に包まれて、ただ立ち寄るだけでも楽しい場所でした!藤が可愛いパンのTシャツ買ってました!着てくるのが楽しみ!!

デザインあ展NEO🎨

続いて「デザインあ展NEO」。

テーマは“動詞”。歩く、座る、食べる、包む、畳む、渡す──日々無意識で繰り返しているこれらの動きに、じっくりと目を向けることはなかなかないので面白かったです!体験しながら気づいたのは、「行動にはデザインがある」ということでした。
無意識で行っている動きにも、自然と自分のやりやすい形があって、みんな日常のなかで自分なりのデザインをしているということ。それを言葉や図で整理しなくても、からだはちゃんと覚えているということにも気づきました!それをデザインで見える化してるものも面白かったです!

下の写真は、同じ動作を「立つ」「座る」で表現しています。個人的に、立ったままアヒルボートと車に乗る姿、立って笑点してるのが好きです!笑 探してみてください!笑

「デザインは、問題解決の手段」とよく言われますが、この展示ではもっと根本的な、行動そのものの解像度を上げることがデザインなのかなと思いました!
自分のからだを通して”考える“ことでより理解しやすく、そしてなによりわからないままでも楽しい!子どもも大人も関係なく、「これは何だろう?」と考えながら自然と体を動かしてしまう感じで、誰もが夢中になって遊んでいました!

「持ち運ぶ」という動作で、ニョロニョロを通していくゲームで遊んでる藤。笑

動作に合わせて踊る藤。笑 
普段踊らない人でも自然と踊らせてしまう…あ展の魅力はすごいです!!

そして、「タイガーマウンテン」という装丁デザイン専門の古書店へ。

作家ではなく、装丁デザイナーごとに分類された本たち。初めて装丁という言葉を知りました。
表紙で惹かれる本って、きっと中身より先に”出会っちゃう“感覚なのかなーと思いました。タイトルしか見ない私ですが、今度本を買うときは装丁したデザイナーさんの名前も見てみます!

続いて「日本のグラフィック展(Design Hub)」。

「あ、これ見たことある!」というデザインが並んでいて、“日常に入り込んでいるデザイン”の強さを再認識しました。ポスターやロゴ、雑貨のパッケージ、本の表紙なんかがずらっと並んでいて圧巻でした!
どれもおしゃれでかっこいいのはもちろんなのですが、デザイン作品っていうよりも、「ちゃんと誰かに届けるために作られてるんだなー」っていうのが伝わりました!

そのあとは六本木にある「common」へ。

2022年にオープンし、3年後の2026年には六本木開発のために取り壊しの予定が決まっているカフェらしく、空間の内装やインテリアなどを、アップサイクルの考えでデザインしているそうです!たまたまアートイベント開いておりラグやアクセサリーなども展示されていて、“カフェというより感性のたまり場”という印象でした!おしゃれな服装の人がたくさんいました!!取り壊されるのがもったいないです…

その後は「KISSA RAY」という喫茶店で2万個売れたという期間限定のごまプリンを食べて
夜は「loom hatagoya」でキッチンの横にレコード台があるおしゃれな空間で本格タコスを楽しみながら、旅の締めくくりにしました!



もちろん帰りの新幹線は爆睡でした!笑

【Day3_番外編】

【番外編】 時間が空いたので、「そのとき、どうする?展」。に行きました!

“防災”をテーマにした展示ってもっと堅いイメージがあったのですが、この展示は全然違って!ポップでユニークな切り口で、「あのとき、私たちはどうする?」を自然に考えさせてくれる。友人と行ったのですが、「地震のとき、どこで落ち合う?」なんて、普段しない会話が自然と生まれて。デザインが会話を生むって、すごいことだなと思いました!

ーーー

こうして、2日間(4日間)の「Design Bath in Tokyo」は無事終わりました!
東京の街のなかで、めちゃくちゃ歩いて、楽しんで、五感と心をめいっぱい使って、自分自身と対話するような時間でした。 デザインを見るというより、デザインに触れる体験をたくさんしてきました!
過去1東京の旅で一番歩いたし、内容が濃かったです!一緒に行ってくれた藤に感謝です🫶

またこの機会をくれた会社に本当に感謝しかありません。ありがとうございます!
学んだことをアウトプットして、クリエイティブに活かせるように精進していきたいです!今回の気づきを思い出しながら、自分なりの「届け方」を模索していきたいと思います。

( Recent Posts )